例:Anker Nebula Capsule Pro 解像度 854 x 480
画像は Amazonより
果たしてこんなに低解像度なもので大丈夫なのだろうか?それとも低価格帯 プロジェクターは安かろう悪かろうの代物なのだろうか?と 色々調べていたところ、少し離れてみれば案外気にならないことが わかった。
解像度 vs 画面サイズ
解像度の説明ではよく面積比で画素数を表現した図が用いられる。 しかしこれはプロジェクターの画質を考える上ではあまり参考にならない。 なぜならプロジェクターの投影サイズは可変だからだ。 この図は"画素サイズが一定のときの、画素数に比例する画面サイズの大きさ"を表しているが、 プロジェクターでは投影面との距離のよって画面を大きくしたり小さくしたりできるからだ。そのため"高解像度 == 大画面"という図式にはならない。
サンプル画像
表示サイズをそろえて画質を見比べることが大事だとわかったので、 今度こそ自分の目で画質を確かめてみようと様々な解像度にリサイズした画像を作ってみた。元画像としては十分な画質を持つ画像を使うべく、YouTubeの画質テスト用動画 [4K] 宇宙旅行「8K絶景体感 宇宙」~BS4K8K~から引用して利用する。
なお元画像は4Kであるが、私のディスプレイサイズの限界のため1200ピクセルまでしか試せなかった。
加えてイラストだとどうかも調べたいので、手持ちの中で比較的元解像度が高いものでも試した。
また目視確認する際は差を最大限実感するため、 画像を画面いっぱいまでブラウザの拡大縮小で引き延ばしてご覧いただきたい。
サンプル1
1200p (縦解像度が1200ピクセル)
720p
480p
240p
サンプル2
1200p
720p
480p
240p
サンプル3
1200p
720p
480p
240p
サンプル4
1200p
720p
480p
240p
これを見た個人的感想としては
- 1200pに確かにきれい
- 240pは確かに見にくい
- 1200pと720pはぱっと見では違いは判らない
- 720pと480pの違いはわかるが、480pでストレスを感じるほどではない
そのほか解像度を決めるうえで考慮したい要因として
- 動画では静止画より低解像度が許される(動くと細部が気にならなくなるため)
- 離れてみるテレビやプロジェクターでは低解像度が許される
- 手元で見るスマホでは高解像度でないと細部が気になる
- マンガは高解像度でないと文字や線画が見づらくなる